商品科学研究所は、1973年に設立され、1998年にその幕を下ろした、民間の研究所です。
セゾングループより資金のバックアップは受けていましたが、公的な立場で、実生活に役立つ調査や研究、生活者の立場からの商品のテストを行ない、それを発信し、行政、メーカー、流通と生活者との橋渡し的な役割を担っていました。
1985年から働く女性の商品研究グループに所属し、ワープロ・パソコン・電子手帳などのOA機器や出張用品などのテストを行いましたが、生活調査、市場調査を徹底して行なうことで見えてくる商品の本質やニーズの発見に夢中になっていました。

1995年からは、商品科学研究所の機関誌 Twoway の編集部の一員として、近年、編集作業が分業化している中で、取材からカメラマンまでこなしながら本にするという貴重な体験をしました。